ミニミニ水族館

我がクリニックには90センチの水槽が3つ置いてあります。淡水魚だけですが結構癒しにはなってるようです。お魚さんは「エサ」さえ与えていれば元気に大きくなりますが、一番大変なのは「水草」を育てるのと、その手入れです。

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この水槽は処置室に置いてあります。主に「テトラ系」の魚を集めています。手前の頭(顔)が赤いのが「ラミノーズテトラ」です。水草を上手に育てるには光と二酸化炭素が欠かせません。水草も植物ですので「光合成」して育ちます。いまくいくと水中の二酸化炭素を水草が吸収して酸素を水中に放出するので、お魚たちも窒息せず生活できます。小さな水中ワールドが完成するのです。

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水草は条件が良ければ驚くほど早く成長します。そのままですと荒れ地の雑草みたいになってしまうので、適当なところで「トリミング」といって剪定してやります。全体のバランスを考えながら、伸びた葉っぱを茎の所で切って、別の場所に植え替えたりもします。大変ですが楽しい作業です。

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テトラ系の魚は大きくなってもこの写真くらいですので、同じ種類の仲間をたくさん入れて群れで泳ぐのを眺めて楽しんでいます。1週間に1回の程度で自然蒸発して減った水の補給と、ガラスについたコケを掃除しています。綺麗になるとお魚たちも気持ちよさそうに泳いでいます。

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これは待合いに2段の水槽があり、上の水槽です。ここのは「エンジェルフィッシュ」を中心に比較的中型の魚を入れています。この連中の食欲たるや大変なもので、私が近づくだけで寄ってきます。エサは丸呑みでエラから粉状の飲み込めなかったエサをはき出しながら、次のエサを食べる姿は「ピラニア」を見てるようですさまじいものがあります。「エンジェルフィッシュ」とは名ばかりで性格は結構どう猛ですよ。魚の世界にも「いじめ」は存在していました。

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下の段には「アフリカン・シンクリッド」の仲間を入れています。この水槽では今までに5代くらいの家系図が出来るほど子供が産まれ育っています。1割も育たないのですが生き残って大きくなった奴は丈夫な遺伝子が宿ってて居るのでしょうか?しかし、どれが雄でどれが雌なのか、幾ら眺めても差は判りませんでした。限られた小さな世界で生きている魚たちですが、少しでも快適に過ごしてもらおうと日々手入れに精をだすこの頃です。温度調整はサーモスタットに任せていますが、冬場よりも夏場の管理が大変です。水中のヒーターで暖めることは簡単ですが、夏場に室温が38度を超えると水温も上昇しますので、冷やすのが大変です。エアコンが効いていれば問題ないのですが、夏場の休みの日などは閉め切ってますので40度近くに室温が上昇してることもあります。お店では水槽の温度を下げる扇風機まで売っています。小さな扇風機で水面に風を送り気化熱で温度調整する仕組みです。一度コンセントが水槽の中に落ちて漏電し、ヒーターがつきっぱなしで温泉ならぬお湯になってしまい、さすがの熱帯魚もぎょ!として大変だったこともありました。
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